11/21(金)この日は、社会学者で監督と同じく首都大学東京の教授を務めていらっしゃる宮台真司さんをお迎えしたトークショーが行われました。ジェネレーションこそ多少ずれながらも、青春時代に若松孝二の映画に熱中したという共通点を持つ二人はすっかり意気投合。宮台さんから60年代〜70年代当時の若松プロの雰囲気や、若松孝二監督に対する監督の思いを問われると、「若松孝二はとにかくこわかった。でもかわいいひとだった。」「ぼくは、若松孝二にとても憧れもした。でもどこかで対抗したいという思いもあった。」と記憶の中から複雑な胸の内を明かす福間監督。
映画をつくるということの原体験から、いまだ「新しさ」を目指して挑んだ『岡山の娘』に話題がうつると、宮台さんは鋭い視点で、ズバズバと『岡山の娘』の本質を射抜くような流石のご指摘。監督は、「そう、そこ!僕が描きたかったのはね・・・」と嬉しい興奮が絶えないようでした。

さて、そんな宮台さんから福間健二監督と『岡山の娘』へ、この日語られた名言を3つピックアップしておきます。
● 「(福間健二は)クリント・イーストウッドみたい」
● 「(『岡山の娘』は)冒頭のえっちな感じがいい。」
● 「(そして『岡山の娘』は)見ることへの驚きが純粋に開かれている映画。」

そして実は、舞台を降り、会場の外へ出てからも、監督と宮台さんのトークショーはしばらくの間続いたのでした・・・。

今後もまだまだ素晴らしいゲストの方をお迎えしてトークショーが行われます。『岡山の娘』をまだ御覧になっていない方も、もう一度観たいという方も、是非是非ご来場下さい。

宣伝スタッフ・河野まりえ