3月22日(日)午後3時20分、松山からの高速フェリーは広島港に到着。
『へばの』と『岡山の娘』の4月上映にむけて、今日先行上映をしてくださる横川シネマの溝口さんが迎えに来てくれました。ここで木村文洋監督と山崎はなさんと福間監督、福間恵子プロデューサーの4人で記念写真。
松山を一緒に体験した木村監督とはここでお別れして、福間監督は山崎はなさんとともにサロンシネマに向かいました。前作『急にたどりついてしまう』を上映してくれた住岡支配人に会うためです。13年ぶりの再会をなつかしみながら、精力的に活動される多忙な住岡さんは、新しくできたシネツイン新天地を監督に見せてくれました。短い時間でしたが、監督は住岡さんの変わらぬ映画への情熱をしっかりと受けとめたのでした。
それから監督は、夜7時半からの先行上映の前に、横川シネマの溝口さんが設定してくれていた中国新聞の取材を受けました。4月の本上映の前に『へばの』とともに記事にしてくれるとのこと。広島の皆さん、チェックを忘れないでくださいね。
そして、初めての横川シネマへ。JR横川駅のすぐそばにある横川シネマは、元はピンク映画の劇場だったところをミニシアターにしたとのこと。確かにそういう風情のなつかしい小屋です。
ここをひとりで切り盛りしている溝口さんは、噂どおり「クマさん」の風貌。一見とっつきにくそうに見える「クマさん」は、笑うと「仔グマさん」になって、監督とすぐに意気投合。溝口さんは、福間監督の編・著作『ピンク・ヌーヴェルヴァーグ』を読みながら、かつてサロンシネマの2階にあったピンク映画館で映写をしていたという。
さて、上映後のトークは、両「クマ」さん、発泡酒を片手に登場! もちろん観客の方にもお渡しして、くつろいだ雰囲気のなかで進みました。
「『岡山の娘』を観て、こんなに自由な作り方があるんだ、と驚きましたね」と溝口さん。
監督は、「いまの若い監督たちのなかにもある、古さや型にはまったものに対して、それを突きくずしたい、もっともっと自由にやりたいという思いがありました」と話しました。
さらに、暑かった夏の撮影や、時間のかかった編集の苦労話など、監督はいつもよりもラフな口調で愉しそうに語りました。
4月の本上映をどうぞよろしく、と締めくくって、熱い拍手を受けました。
駆けつけてくださった皆さん、どうもありがとうございました。
横川シネマでの本上映は、4月18日(土)から24日(金)の1週間、下記のスケジュールで行なわれます。
18日(土)・19日(日) 9:20〜、15:00〜 (1日2回上映)
20日(月)〜24日(金) 20:50〜
どうぞお見逃しなきよう、横川シネマにいらしてください。
広島応援スタッフ もみじ娘