4月11日(土)、午後早めに高松入りした福間監督。まずは、うどんで腹ごしらえ。相変わらず、食欲旺盛。それから、四国新聞の取材を受けたあと、未来都市のような風景のなかにある会場のe−トピアにやってきました。上映のおこなわれるBBスクエアの同じ階にある録音スタジオや編集用ワークショップ室の設備に、「高松の人たちはここで映画製作を勉強できるのか。すごい環境だ」と、驚いた様子。さぬき映画祭と直結した映画実践講座「映画をつくろう」のパンフレットを熱心に見ていました。
午後6時半、総合司会のラジオ・パーソナリティ脇光雄さんの進行ではじまった「シネマコレクション2009」。最初のプログラムは、「たびだち」と題して、作曲家・DJの藤川祥虎さんの映像作品と木村恵美さんの詩朗読のコラボレーション。
「このコラボレーションのあとなら、『岡山の娘』にすんなりと入ってもらえそうな気がします」と、福間監督は上映前のあいさつで語りました。
上映後のシネマトークは、やはりラジオ・パーソナリティのANNRIさんと藤川祥虎さんが福間監督を挟むかたちでおこなわれました。
福間監督と同世代で、若いころに8ミリ映画をつくっていたというANNRIさんからは、共感の言葉ととともに「フェイドアウトが多いですね」といった鋭い指摘と質問がなされ、福間監督も『岡山の娘』の技法的な工夫について熱く語りました。
『岡山の娘』の音の使い方がすばらしいという藤川さんの言葉に、福間監督はうれしそうに「音で自然をとりかえそうとしたんだ」とまたしても熱弁。
「ANNRIさんがやっていたという8ミリ映画や、上映された藤川さんの作品のような若い世代がいまつくるDV作品。そういうものと予算をかけて製作される劇映画のあいだをつなぐような仕事がしたいんです」と福間監督が最後に語って、楽しいトークは終わりました。もっと聞いていたかった。大丈夫、明日につづくのです。

高松応援スタッフ うどん大好き娘