1月11日(日)。横浜上映2日目の今日は、昨日よりだいぶ暖かい。
今日のトークゲストは、やはり東中野でも登場してもらったドキュメンタリー監督の松江哲明さん。
支配人の梶原さんの紹介を受けて登場した福間監督と松江監督は、「東中野のつづきをやろう」と最初から熱の入ったトークバトルを開始。
ドキュメンタリー映画も、ドキュメンタリーの要素を含んでいる『岡山の娘』も、編集が大きなポイントだという話になった。
福間:「編集と画面の映画」という言い方があるけど、編集してない映画なんてものはないよね。
松江:そう、切ることはすごくむずかしいですよね。『岡山の娘』は編集が大変だったと思いますけど、福間さんの切り方のポイントは?
福間:作者の主観が見えるのはよくないと思うんだよね。ポイントは主観を消す作業かな。
松江:そうなんです。『童貞。をプロデュース』でも、自分を消す作業を必死でやった。 でも、消しても消えない。主観は消してもぜったい残る、そう思いますね。
そういえば、「映画芸術」のベストテンで、福間さんと僕は同じ作品をけっこう選んでるって話ですけど、その共通性は、主観は少ないんだけど伝わる、そういう映画なのかなって思ったり……。
ふたりの話は尽きず、またたくまに時間切れ。「女の子は、カメラを回したら女優さんになる」からAVの話題への展開はならず、再び次の機会へと持ち越された。
さて、ジャック&ベティ入口でのツーショット。まるで「じいちゃんと孫」みたい!?
と言っては失礼か……。
プログラムピクチャーから個人映画まで、幅広く、貪欲に映画を追いつづけるふたりの監督。おいしい中華料理屋さんに行っても、話の種は尽きないようだった。
宣伝スタッフ おかやまメリー