『岡山の娘』の大阪公開がはじまりました。
淀川区十三にある第七藝術劇場での、1週間限定レイトショー。
3月7日(土)の初日は、50人近い観客が駆けつけてくれました。
上映後の舞台挨拶に登場した福間監督は、『岡山の娘』の準備・撮影から今日までの時間をふりかえって、「人生の時間を削ってこういう映画を作り、その一方でそれによってなにかを取り返したという思いがあります。もうすぐ60歳になりますが、表現者としてばかりでなく、ここまで自分が生きてきたことの集大成としてこの『岡山の娘』があります」と語りました。
「詩をどう使おうと考えたのか?」という質問に対しては、
「最初から考えていたところもあるけど、現場での雰囲気で、ここは詩をぶっつけられるなと感じたところでは、即興的に詩を読んでもらった。その場のノリで、詩を入れたツナギを考えたんです」。
また、岡山の風景が、アングルを変えれば世界の別な場所にも見える。岡山にこだわりながらも、そんなふうに世界のどこにでも通じるような物語を目ざしたことなどについても、福間監督は、例によって詩的な飛躍をまじえながら語りました。
第七藝術劇場の支配人松村厚さん、同劇場の映画顧問倉田剛さん、そして詩人仲間、岡山から来てくれたスタッフ・応援者のみなさんに囲まれて、打ち上げでも大いに語った福間監督。飲み屋のならぶ十三の街がすっかり気に入った様子でした。
大阪での上映は、3月13日(金)まで。
どうぞ、みなさん、大阪にやってきた『岡山の娘』をよろしく。

大阪応援スタッフ ハウンドドッグ