『岡山の娘』の松山シネマルナティックでの上映は、3月21日(土)からスタート。「気になるインディーズ日本映画特集」として、『へばの』、『ホームレスが中学生』、『ブリュレ』、『大丈夫であるように〜Cocco終わらない旅〜』とともに、スライド式の上映時間で、1週間の番組が組まれました。
福間監督は、前夜、4月の高松上映のための打ち合わせと宣伝のために、高松で一泊。
この初日、お昼すぎに福間恵子プロデューサーとともにバスで松山入りしました。
映像チェックのあと、さっそく食いしん坊ぶりを発揮して、松山名物の「鍋焼きうどん」にニコニコ顔。
上映後のトークのお相手は、今回の特集上映をシネマルナティックの橋本支配人とともに企画してくれた山崎はなさん。
はなさんは、前作『急にたどりついてしまう』の上映でもお世話になった、福間監督にとっては貴重な理解者のひとり。
はなさんの好リードの下、監督は、『岡山の娘』を撮るにいたるまでの経緯と、どんな思いで『岡山の娘』を作ったのかを、表現者としての活動と人生の時間の流れが合わさって『岡山の娘』へと自分を押し出してくれたと語りました。
西脇裕美さんが魅力的な「みづき」になっていった変化の過程をはじめとして、一本の映画ができあがるまでのスリリングなエピソードの数々。
そして、はなさんが前もって宿題で出しておいたという、ほかのトークでは話していない「松山のためのとっておきの話」もしてくれましたが、例によって、福間監督の話は迷路にさまよう感じもあり、実は、何が「とっておきの話」だったのかわからなくてなってしまった気もします(笑)。
この日、駆けつけてくれた客席のファンとの質疑応答も、たのしく行なわれました。
これからのことを尋ねられて、「月曜から金曜まで大学の仕事とかをやって、土日は映画を撮るというような気楽なペースでやれたら楽しいんだけどな」と福間監督。
松山には去年の11月にも来ているので、松山がすっかり気に入り、しかもはなさんとの呼吸がぴったりで、いつになくリラックスしている様子でした。
山崎はなさん、ほんとうにありがとうございました。

松山応援スタッフ 坊ちゃん