詩人・映画監督・文化研究者。首都大学東京教授。
 
 1949年、新潟県生まれ。中学時代から映画を見はじめる。とくにゴダール、増村保造、大島渚、若松孝二、鈴木清順などの映画に夢中になった。高校3年のとき、若松孝二、大和屋竺、足立正生らに出会う。都立大学在学中に16ミリ映画『青春伝説序論』を高間賢治の撮影で監督する。同時に詩を書きはじめ、現代イギリス詩の研究者としての道を歩みながら、詩と映画への情熱を燃やしつづけた。
 
 79年から五年間、岡山大学教養部講師。88年、詩集『急にたどりついてしまう』を出し、89年、詩と映画をメインとする雑誌「ジライヤ」を創刊する。このころから詩が大きな注目をあびるようになり、映画批評と翻訳でも活躍する。95年、サトウトシキ監督の『悶絶本番 ぶちこむ』の脚本を立花信次名義で書き、さらに脚本・監督作品『急にたどりついてしまう』を発表する。その後、映画を監督する機会には恵まれなかったが、『ピンク・ヌーヴェルヴァーグ』をはじめとする映画批評や、勤務する首都大学大学東京表象分野での研究教育活動をとおして、映画との新しい関係、映画へのヴィジョンを模索しつづける。
 
詩論集に『詩は生きている』(05)。詩集に『結婚入門』(89)、『地上のぬくもり』(90)、『行儀のわるいミス・ブラウン』(91)、『きみたちは美人だ』(92)、『旧世界』(94)、現代詩文庫版『福間健二詩集』(99)、『秋の理由』(00)、『侵入し、通過してゆく』(05)などがある。映画関係の本として、『石井輝男映画魂』(92)、『大ヤクザ映画読本』(93、山崎幹夫との共編著)、『ピンク・ヌーヴェルヴァーグ』(96)など。
 
福間健二監督(写真右)

福間健二監督(写真右)