高遠 菜穂子さん講演会を聴く

「岡山県民平和のつどい」での高遠 菜穂子さん講演会を聴いてきました。
高遠 菜穂子さんと聞いて、すぐに「事件」を思い出す人は少ないと思う。(自分もチラシを見て思い出した…。)2003年のイラク戦争勃発後、医療支援・学校再建・ストリートチルドレン自立支援活動などをするなか、2004年4月にイラクの抵抗勢力に拘束されるという事件にあった方です。
事件以来イラクには入らず(入れず?)隣国のヨルダンなどから支援活動を行っているということです。というか、現在はイラクが危険すぎるので、どのNGOも同じ状況とのこと。

今日の講演では、イラクの背景(民族と宗教が混在している)からイラク戦争勃発から時系列での情勢(報道では伝わらない)そして、活動状況の報告と続きました。
背景から情勢の部分では、現状に至る構図がよくわかり、戦争によりアメリカだけでなく、イスラム過激派(シーア派・スンニ派)など、外的な要因(欲望)によってグチャグチャにされてしまっているという流れ、負の連鎖を作られてしまっているということがよくわかった。
その中、高遠さんたちは、負の連鎖を断ち切るべく、非暴力での活動、建物の再建を支援することで、心の再建をして行く。という活動をして行っているとのこと。
理想論と言われるが、その理想論に基づいた活動が、すこしづつでも確実に実績を出していってるということに希望が見えます。

イラク・ホープ・ダイアリー

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