【レビュー】動画・音声収録の質を上げるピンマイク3種類比較

動画・音声収録の質を上げるピンマイクを3種類比較してみます。
業務用のピンマイクはワイヤレスタイプになっていて安い物でも1セット2万円以上します。
低価格で使える有線のピンマイク2機種とBluetooth接続型のワイヤレスピンマイク1機種を比較しつつレビューします。
音声の収録状況も分かるように今回も動画レビューをしています。15分ほどとちょっと長いですが、観てください。

ハンドマイクで収録を行う場合、マイクとの距離が変わったり、話す人の顔の向きが変わったりすることで、音量が安定しないことが多いです。ピンマイクをつけることで、安定した集音が可能になります。
また動画の場合、映像的にマイクが邪魔になることもありません。

1、audio-technica モノラルマイクロホン AT9904

(掲載時実売価格:¥2,345円)

オーディオメーカーとして業務用製品も手がけるオーディオテクニカ、低価格のピンマイクでも十分な音質を確保しています。
服へつけるクリップの開閉も大きく厚めの生地でもとめやすいです。また、机の上などに置いて使えるデザインになっているので活用の幅も広がります。

コンデンサーマイクへの電源供給はプラグインパワー方式なので、対応するビデオカメラや音声機器以外では集音ができないというところは気をつけてください。
対応していない機器へは、パワーユニットがついたaudio-technica AT9903や、次にレビューするSANWA SUPPLY MM-MC26などが使えます。

またケーブル長が1.2mと短くカメラやミキサーまで届かせるためには、延長ケーブルも必要となります。
延長ケーブルを含めると、少し割高感も出てくるかも。

2、SANWA SUPPLY 高性能ピンマイク MM-MC26

(掲載時実売価格:¥2,868)

サンワサプライでマイク?ということで、音質が気になるところですが、比較動画をご覧になっても分かる通り、オーディオテクニカのマイクと比べても遜色無いと思います。
パワーユニットもついて、プラグインパワーに対応していないミキサー等でも使用可能です。またケーブル長も6mと長いので、延長ケーブルを使わなくても済むことがほとんどです。ミニプラグから標準プラグへの変換プラグまで付いているのも気が利いています。
この内容で実売3,000円を切っているというのは、かなりお得です。複数人でのトークなど収録する場合には、強い見方になると思います。

パワーユニット部分のケーブルは固定式で分離ができないところと、パワーユニットが少し重たく付いているクリップの稼働幅がかなり狭いので服などへとめにくいのが少し残念です。マイク側のピンは稼働幅確保できているだけにもったいない。。

3、SONY ワイヤレスマイクロホン ECM-AW3

(掲載時実売価格:¥15,540)

比較した中で唯一のワイヤレスタイプです。Bluethooth接続という民生用らしい仕様ですが、利用距離は十分です。カタログスペックで50m、実際に使ってみても大きなホールで20-30m離れたところでも十分届きました。
ソニーのハンディカムアクセサリーという位置づけですが、ミニから標準への変換プラグを使えばミキサーにも入力できます。
面白い機能として、マイク側とレシーバー側でイヤホンを付けるとレシーバーで拾った音声をマイク側で聞くことができ、トランシーバ的な利用もできます。インタビュー収録など、撮影側からマイクを持つ人へ指示出しをしたい場面などでは便利な機能です。

送信側マイクとレシーバー、それぞれへ単4電池1本を入れて使います。eneloop使用だと2時間と少しで電池切れしてしまうため、長時間の利用時は注意が必要です。またマイク部分が送信機や電池により少し大きいので、TシャツやYシャツなど布地の薄い服につけると、重みで生地が引っ張られるので少し不格好になります。

また、価格的にも1万円後半となると、ちょっとハードルが高いですね。ケーブルの取り回しが難しいほど距離が離れていたり、外出先で設営に手間をかけたく無いなど、ワイヤレスを十分に活かせる場面が多い方にはおすすめです。

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