『清掃する女 亡霊』の監督の七里圭監督からメッセージをいただきました!
この映画には、五年間の取り組みが詰め込まれている。
2019年の舞台上演から、コロナ自粛期間の映像編集とAIキャプチャー、パイロット版としてのCG短編の発表や、リクリエーションした昨年の映像上演版まで、実にさまざまな試みをしてきた。
その動機は、人間の行く末へのソコハカトナイ不安だった。
岡山でも上映した『あなたはわたしじゃない』制作の当時から、私は悶々と考えていた。
ヒトはいずれ、ヒトのようなものに変容していくのだろう、と。
それは、今では間違いないと思っている。
そして、いずれはそんなことを悩んでいたのさえ、どうでもよくなるほどに、自分も変わってしまい、昔から人間はそうだったのだと思い込むことになるのだろう。
ラジカルで、エキセントリックだが、現在公開中の新作『ピアニストを待ちながら』とともに、これが私の現在の世界認識なのだ。
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