『清掃する女 亡霊』に出演の安藤朋子さんからメッセージをいただきました!
『清掃する女 亡霊』に出演されている安藤朋子さんから岡山映画祭2024における上映に際して貴重なコメントを頂きました。過去の七里作品とご本人の関わりを簡潔に描写されています。以下のコメントを読んでグッと来た方は、11/4の10時からオリエント美術館地下講堂で上映される『清掃する女 亡霊』に駆けつけてください!上映後は七里監督のトークもあります。
七里圭監督の名前を初めて知ったのは、『眠り姫』のチラシを手にした時です。チラシのビジュアルが、なんでもないアパートの一室の写真だったのですが、とても新鮮に感じました。
『アナザサイト サロメの娘』に台所での調理シーンがあります。やはり日常のなんでもないシーンで、ダンサーの黒田育世が踊るのでもなく演技するのでもないのに、とても詩的なシーンが立ち現れ、幻惑されました。
『清掃する女』の出演依頼があった時、七里さんとだったらきっと、掃除というささいな日常行為を顕在化させられるのではないか、という期待がありました。緊張しながらも愉しいクリエーションの日々でした。
「なんでもないこと」には、目を凝らさないと見えない大切なものが潜んでいるように思います。
(「なんでもないこと」安藤朋子)
安藤朋子 アクター。1977年太田省吾(劇作家・演出家)主宰の劇団転形劇場に入団、88年劇団解散後も太田と共に活動を継続。01年演出家藤田康城、詩人・批評家倉石信乃らとTheater Company ARICAを創設、新作を発表し続けている。主な出演作品に『水の駅』『↑』(転形劇場)、『KIOSK』 『恋は闇』『孤島』(ARICA)など。海外公演も多く、05年カイロ国際実験演劇祭にてARICA『Parachute Woman』の演技で最優秀ソロパフォーマンス賞受賞。
11/4(祝)オリエント美術館地下講堂
10:00 『清掃する女 亡霊』(監督:七里圭)上映後監督トークあり
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