ローリング【岡山映画祭2016上映作品】

公開年:2015年
監 督:冨永昌敬
時 間:93分
出 演:三浦貴大、柳英里紗、川瀬陽太、高川裕也

日 程:2016年11月4日(金)19:00~(上映前=俳優・川瀬陽太トークあり。18時45分からサイン会を行います。
会 場:岡山県天神山文化プラザ 〒700-0814 岡山市北区天神町8-54

写真:©2015「ローリング」 製作委員会 配給:マグネタイズ

面白うて、やがて哀しき人間模様

キーワードは、「おしぼり、ソーラーパネル、教師、延長コード、あの世」。ダメ人間たちが繰り広げる、可笑しくて哀しい人間模様。昨年の日本映画プロフェッショナル大賞主演男優賞・川瀬陽太のダメ教師ぶりが、圧倒的に素晴らしい。三浦貴大、柳英里紗、高川裕也らの快演、渡邊琢磨の美しい音楽、ナレーション多用の奇妙な感覚に浸れる冨永ワールド全開。
(上映企画スタッフ:吉富真一・赤松章子)

 

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この作品は、俳優としてそう何度もある訳ではない、冨永くんが僕へいわゆる「アテ書き」という形で始まりました。
もう何本も作品をものしている監督からそんなラブコールをされて受けない俳優なんていません。
その頃の僕はそこそこ仕事はあるにせよ、上手くいかず焦っていました。
でもこの作品を通して「あ、意外と仲間はそこかしこにいるのだ」と再確認もできたし、新しい仲間も増えました。
そして今回の岡山上映もですが、息長く愛される作品になりました。
お話は本当にどうしようもない男とこれまたダメな若い衆が織りなす、間抜けたノワールです。
空っぽな頭にして御覧ください。きっと「ま、いいか」で済ませることも世の中にはあるのだな、なんて変なホッコリ感に浸れると思います。

『ローリング』出演:川瀬陽太

 

東京初日の舞台挨拶で監督曰く「駄目になっていく教師を、教え子は如何に救えないか、という映画です。」…成る程、もうこのコンセプトからして相当な“曲者(くせもの)”感ですね。
結局この教師、唯一ある女性による意志のある行動によって“まあそらこうなっちゃうわなぁ〜”的な結末を迎えるわけですが、他には確かにこの映画に出てくる面々、誰一人知恵を働かそうなどの考え微塵もない。
そんな輩が真剣になって必死に跳梁跋扈するわけですから、こんな展開にもなりますわ。
かく言う私の役もその一人。出来上がってみると…こやつも頭のどっかがおかしなことになっておるわいと、我ながら笑ってしまいました。
短い撮影期間でしたが、脚本準備には一年半も費やされているそうです。そんな脚本に散りばめられた冨永曲者マジックを楽しんでもらえたらなぁ〜と、思います。

『ローリング』出演:高川裕也

 

『ローリング』の整音作業のあとスタジオから新宿に移動して、冨永監督と朝まで飲みました。映画の話題にはなりませんでしたが、いや違う、何の話しをしたか全く覚えてない! 
完成した『ローリング』と美味しい泡盛ハイボールが相俟った効果なのか、先刻スクリーンでみた柳英里紗(みはり)がエロかったからなのか、その日の夜はすべてが素晴らしく、冨永監督が吸う煙草のけむりを顔にひっかぶることすら、心身を浄化する作用があると思えたほどです。 
それからしばらく経って、所おなじく新宿の飲み屋で、冨永監督と川瀬陽太さん(権藤先生)と遭遇した際には瞬時にテンションマックス!撃沈してしまったのです、、すみません。

『ローリング』音楽担当:渡邊琢磨

 

ローリング。もう思い出せないくらいコメントや舞台挨拶を何度もやりました。
いつもいつも一緒にいる気がしていても、やはりそれぞれが別の場所で別の仕事をすることに少し寂しさを感じでいるところに、岡山映画祭での上映と聞いてとても嬉しく感じました。
映画は終わらないと実感できる作品に関われて良かったなあ。
みはりが岡山で愛してもらえますように。

『ローリング』出演:柳英里紗

映画『ローリング』Webサイト

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