岡山県内の「高レベル」にまつわる不審な動き・・。


高レベルにまつわる不審な動き

1981~山宝鉱山

■放射性廃棄物処分の試験
 旧原子力環境整備センターは、1981年から84年まで川上郡の山宝鉱山(石灰岩)で、低レベル放射性廃棄物処理処分のためとの名目で「岩盤内試験」を行いました。
 この試験は、坑道内に新たに穴を掘り、地下100mの深さで地下水や岩盤の特性を調べるなど「高レベル」に関連する研究であり、そのデータは地層処分研究・開発のために使われています。
 また、同センターは現在、原子力環境整備促進・資金管理センターと改称し、地層処分の資金管理団体となっています。

1985~荒戸山

■電力業界紙に「高レベルは哲多に!」
 1985年、電力業界紙に「高レベルは哲多に。4000億円超す計画。国、立地方針固める」という記事が載りました。その後、阿新地方の有力者が茨城県東海村に視察に行き、日本原子力産業会議森一久専務理事(当時)から「高レベル用のボーリングをさせてほしい」との要請を受けました。
 こうした動きに住民の反対運動が起き、1987~88年に哲西・哲多両町の議会で、放射性廃棄物の持ち込みや処分場の建設の拒否を内容とする宣言が、満場一致で決議されました。

1986~人形峠

■秘密裡に行われたボーリング調査
 核燃料サイクル開発機構(旧動燃)人形峠環境技術センター内で、1986~88年に505m(2本)と1005mのボーリング調査が秘密裡に行われていたことが、2000年5月、明らかになりました。
 これは核燃機構が、「高レベル」処分の候補地選びのために、調査を全国で行っていた時期と一致しています。
 また、ボーリングされた穴の中では、現在も地下水の調査が続いています。

1987~久米町

■ジオトピア(地下都市)計画
 久米町に土地を所有している大手民間会社から、町長に「ジオトピア計画」の説明がありました。町長は不審に思い断りましたが、後に「ジオトピア計画」は「高レベル」処分場を含んだ「地底総合開発構想」のことだと分かりました。

1990~久世町

■ワールドオアシス計画
 米子自動車道の建設に伴い、久世町内のパーキングエリアに地下レジャー施設「ワールドオアシス」を併設する計画が持ち上がりました。この計画は、久米町「ジオトピア計画」と同じように「高レベル」処分場を含んでいる疑いがあったため、中止になりました。

1991~湯原町

■全国初「放射性廃棄物拒否条例」
 1990年の「放射能のゴミ」持ち込みを拒否する県条例を求める県民運動を受けて、翌年、湯原町で「高レベル」処分場や関連施設の建設および放射性廃棄物の持ち込みを拒否する条例が、全国で初めて制定されました。

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