なつかしい顔

2010年3月12日

NHKの夜のニュース番組の新しいキャスターに大越健介さんがなられるようである。昨日の地元新聞の夕刊にそのように紹介されていた。大越さんは,ワシントン支局にも長くおられたようで,アメリカの政治に関するニュースでは現地からよくレポートをされていて,見慣れている人ではある。

昨日の紹介記事によれば,大越さんは1985年に岡山支局が初任地であったようである。1985年6月には豊田商事事件が社長の刺殺という事件勃発によっていっきょに社会問題化していった時期である。私は豊田商事岡山弁護団の代表であったことから,多くの記者のかたから取材をうけたり,互いに協力しあって情報交換をして情報分析をしたりもしていた。深夜に突然に記事のことに関して訪問を受け,夜食を食べながら説明するなどのこともあった。そうした記者の中に大越さんがいたのだ。しかも初任地での仕事であったから,とても張り切って熱心な記者であったと記憶している。そんなことから,大越さんがテレビにでるごとに懐かしい思いでみていた。東京から政治部の記者としてでていたこともあった。大越さんはたぶん私のことは覚えていないかもしれないが,わたしにとっては豊田商事事件そのものが忘れられない事件であり,そのころの記者の皆さん方の顔はいまでもよく覚えている方が多い。そして未だにそのまま年賀状のやりとりが続いている記者の方も何人かいる。

新聞紹介の写真は,いままでみてきたイメージとは全く違って見えた。妻は,これは写真の間違いではないかというぐらいであった。あのころのイメージとはもちろん異なっているが,看板番組のキャスターという重要な役割であり,かつて親しく関わりのあったかたが,こうして年月を経て活躍されている姿をみるのは私にとっても嬉しいことである。

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