「学校の先生」

2010年3月15日

国際的奉仕団体の地区役員会が13日に倉吉であり出かけていた。任期が6月までであり,あと少しとなり,いまさら何を頑張っても仕方がない時期と思えば,討議された内容には重要事項があったが,気分はいくぶん楽な会ではあった。

往復にはJR使った。雪景色を観ながら蒜山をとおり,高速道を走らすのは気持ちがよかったかも知れない。しかし,雪がどんな状況か確かでなかったし,帰りが夜になるので自分で運転していくのはやめた。実は今週には事件のことで米子,倉吉と行かなければならない。

帰りに,同じコースを辿って帰る方といっしょになった。倉吉,鳥取と回って岡山である。いろいろと話していると元「学校の先生」だったとのこと。「先生」は,「現役のころは公務員だから税金から給与,退職金をもらって,老後に心配をせずに暮らすことができる。今は,そのお返しとして奉仕活動をしているつもりである。公務員だった人は,みんながそのお返しをしていくべきだと思う」と話されていた。なるほどとは思った。そうなると,この奉仕活動は,現役を退いた人ばかりの会になってしまいかねない。経済不況で,現役で活動している人々にとっては,こうした奉仕活動に関わる余裕をなくして、退会する人が多く,新しいメンバーが少ない状況であり,そのことの危機感が強い。その対策などが話し合われた会でもあった。こうした退職者が生きがいをもって参加されている姿には,気分をさわやかにさせていただいた。

ここで「学校の先生」と言ったのは,先生であるが故の様々な出会いの話があり,その話の中には私の教えてもらった先生の話もでてきて,妙に親近感を覚えたからである。明日の命もわからない子どもたちと過ごした養護学校の先生だったり,突然倒れて救急車で運ばれた先の看護師が教え子であったとか話はいくつも留まるところを知らない。そんな心和む話を聞かせていただきながら列車に乗っていた。ほんとうは,その話をいろいろと書きたかったのである。

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