事件には落ち着きどころが,,,。

2010年10月21日

簡単に終わると思われていた離婚請求事件。依頼を受けてから既に2年近くになろうとしている。互いに離婚には合意し,あとは財産分与の問題だけが残っていて,これについても双方とも代理人がいない調停の段階で大方の合意が存在するようにも見えた。しかし,訴訟になってからの進行は,この予測を大きくはずれるものであった。相手方には弁護士がつかず,本人訴訟であり,つぎつぎと問題がエスカレートし,どこに終着点をみいだすか困難な状況となった。争点をまとめるまでにいつまでかかるのか,いい加減こちら側もしびれをきらしてしまいそうであった。そんな時に相手方に弁護士がついた。一転,争点は速やかに合意され,訴訟の進行は速やかに進んでいった。こちらにとっては,2年間もブランクをつくられたと思っていたが,法的専門家が就くことによって,訴訟上の問題点は速やかに解決され,相手方の気持ちの整理もその争点に従ってなされてきたようだ。

相手方に弁護士がついてきょうは2度目の期日であった。いっきょに手続きは最終段階にはいった。この時間の流れが,当方の状況にも変化をもたらした。裁判官から双方に和解のテーブルに就かないかとの勧告があった。双方に話し合ってもいいのではとの見解を述べることができる状況になっていた。相手方に弁護士がつくことは,問題解決には大きく近づくことになるとも言える。また,当方ににとっても,時間の経過と状況の変化が話し合いのテーブルに就くことを単純に拒否することがなくなった状況を生み出していた。これが和解で解決するか否かはまだ未知数である。しかし,事件としての落ち着きどころがみえはじめたことは事実である。

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