朝から雪

2011年2月15日

朝から雪が降っていた。水分をたっぷりと含んだ雪で,積もる感じではなかった。事務所の窓から見える外の景色は,雪が吹雪いていた。でも,路面は濡れたままで積もる様子はない。しかし,遠方にみえる半田山は白く色を変えていた。そうこうしていると,今日の午後から相談の予定をいれていた人が雪を理由にキャンセルとなった。午前中の事件の依頼者と雪のことについて話していたら,「ぜいたくは言えませんよ。県北や,東北の人たちの雪の苦労はからみれば天国です。恵まれています」との話。少々うきうきもしながら雪を眺めていて,もう少し積もってくれたらなどと秘かに考えていたが,雪で大変な苦労をしている地域も多いはずである。夕方,同じ市内ではあるが,岡山市の北部に住む人との打ち合わせがあった。雪のことを聞いたら,雪景色になっていて,主要道からはいると雪が積もっていてなかなか車の運転にも注意が必要な状況であるとか。すこし,場所,地域が異なれば全く異なる光景となっている。しかし,雪をみて感じたことは自分の目の前にある光景と今までの自分の経験に基づいて考えていたことである。感じることの範囲は,こうした事実に規制されるが,想像力をもって,別の世界のことに思いをいたす感覚を忘れては忘れてはならない。

夜,帰るときに駐車場の車の屋根とボンネット,フロントガラスには雪が積もっていた。ワイパーを動かして重い雪を落としてとりあえず視覚を確保した。自宅に通じる通路はほんのりと白くなっていた。植木は白く雪をかぶっていた。なかなか良い景色であると思った。

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