土壌汚染問題とカルト被害問題

2011年2月19日

昨日は大阪ATCで開催された土壌汚染問題に取り組む調査業者、工事会社、不動産鑑定士ら各分野の専門家の方々が参加する勉強会で現在土壌汚染問題で訴訟で争っている小鳥ヶ丘事件について報告させていただく機会があった。土壌汚染問題の解決の方向性を考え、生きた題材としてその結末の行方に注目していただいているようである。裁判がどのような結末があっても、原告となった住民の方々の平穏な生活が取り戻されるまで、専門家集団としてこの住民たちの裁判を支持してくださるとのことで、ここにきて、責任の重さをずっしりと感じることとなった。この集まりの終わったあと参加された方々との懇親会があり、楽しいひと時を過ごした。

その後、京都にいき、京都に宿泊した。今日は、カルト問題に関する集会が今日と明日開催されるからであった。午前中は集会にさきだち、キャンパスでのカルト対策にどのように取り組んでいるか特別講演会が企画されていた。午後からは、カルトからの脱会者や家族の体験報告、カルト被害の背景にある宗教者の日本人の宗教観、物理学者の偽科学の科学についての講演、弁護士からの事件報告などがなされた。明日は、弁護士を中心として弁護団会議が開かれる。新しい弁護士も関わってくる。宗教者、社会心理学者など多彩な集まりと熱心な報告に熱気を感じる。不安社会で人の関わりが少ない現代は、カルトが闊歩する条件は整っている。カルト被害防止と、対策、救済がどこでも受けられる状況を整えることがいまなお必要である。まだまだ、この問題への取り組みへの情熱を失ってはならないと思わされた集会であった。

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