やらせメールで九電社長辞任

2011年7月20日

やったことの重大性から考えれば当然のことであろう。しかし、原発はこうした政府ぐるみの「やらせ」でいままで推進されてきた。「放射能は自然界にもあります」などとの原発の安全性をアピールするコマーシャルは幾度となく見たことがある。核燃料サイクルは、安全で燃料のリサイクルだからエコだなどという意見広告をなんどみたことか。放射能測定器「はかるくん」を使ってのデモストレーションはいったい誰がやっていたのか。高レベル放射性廃棄物の地層処分が安全だなどと主張していたのは誰だったのか。原子力の扱うことによって多大な利益をあげるグループが政府と一体となって原発を推進してきていた。いつでも核兵器に変われるプルトニュームを製造し続けてきていたわけだ。やらせではなかったか。責任者よ出てこいなどと言ってみたい。

3、11の事故発生後、マスコミもすべからく放射線量をレントゲン写真撮影の場合や、ニューヨークまでの飛行機のなかで浴びる放射線の量と比較して、なんでもないかのように発表していた。避難から帰れる時期を場合によっては数十年単位かもしれないなどと発言しようものなら、被害者の気持ちのわからない発言であるとこれまた非難の集中豪雨であった。それがいまままた論調が大きく変わっている。すべてを政局に結びつけて考えようとするところに問題があると思われる

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