続く債務整理相談

2006年11月28日

メールを開けると2件の債務整理相談。相談の内容により1件は相談の予約を入れ、もう1件は弁護士会に連絡して対応してもらうようにアドバイスをした。そして、予約のはいっていた人の相談は、夫婦二人の破産宣告申し立ての相談であった。夫婦それぞれが内緒でサラ金からの借金を抱え、互いに相談することができず、借入金を増額するなどして支払いを続けていた。気がつくと夫婦それぞれが500万円づつの借金を抱えていて、思い切って一方に打ち明けたところ両方が破産状態であったというものであった。二人あわせれば20万円を月々支払っても負債は減らない計算である。そんな生活が普通の人に成り立つはずがない。ところがサラ金は簡単に借りられてその場をしのぐことができるので、こんなに重症にならなければ、破綻に気付かされないのだ。このような状態で破産の手続き費用は手元にはない。手数料を分割で支払うという契約で夫婦2人の破産宣告事件、保証人となっていた娘さんの債務整理事件として受任した。rnrnグレーゾーン金利の長期にわたる高レベルでの存在が、多くの家庭を破壊していった。その後遺症の処理は当分続くようである。生活の基盤である経済問題は生活して行くうえで夫婦の互いの理解は不可欠である。経済問題で破壊されていく婚姻関係の実態を多くみてきた。個々に秘密があればその秘密は大きく膨らんでしていく。単に経済問題だと言ってあなどれない。まずは夫婦の信頼関係の基礎であると常にアドバイスするようにしている。

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