ついきびしい口調に

2007年5月15日

今日は,岡山地裁での弁論準備手続き,厳しい事件の打ち合わせ2件,法律相談2件,破産事件の打ち合わせなどが予定にはいっていた。昨日の現地調査の結果に基づいて相手方に当方の基本的な対応についても連絡しなければならない。明日の講義資料の作成も必要であった。とりあえずこれは未完である。しかし,夜は市民劇場に出かける楽しみをしていた。

事務所で執務していると時間はまたたく間に過ぎ去っていく。明日の尋問に備えて準備を依頼者にお願いしていた資料が今日になっても届かない。電話をして本日夕方までに届けてもらうよう催促する。夕方にもう一件相談がはいった。市民劇場にでかけたいと思っているのに大幅に遅刻しての来所である。相談内容は子どもさんの深刻な状況についての相談であり,なかなか簡単には終われない。そうこうしているうちに明日の尋問に備えた資料を依頼者が届けにきた。内容は膨大であり,しかも当方の指示していたものとは異なる。ついに厳しい言葉を投げかけてしまった。今夜帰ってこれを読まなければならないことを考えるとつい感情が表にでてしまった。この時間でやっと読み終わったが,明日には修正が間に合いそうにはない。

そして,急いで市民会館にでかけた。いつも洒脱なだしものの劇団NLTの「嫁も姑も皆幽霊」であった。田村亮,鳳八千代,音無美紀子らの主演の笑いに包まれたそして死と人間関係を考えさせられるおもしろい演劇であった。音無美紀子はかつて統一協会の宣伝塔と言われていたが,今はどうなのだろうか。今日のコミカルな演技のなかからはそうであってほしくないと考えてしまった。一日中,血圧があがりっぱなしの状況ではあったが,このときばかりはなにもかも忘れて笑いちょっぴり涙する楽しいひとときであった。こんなことがあるから,仕事もできる。

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