ジャーナリズム

2008年4月30日

昨夜は,東京に宿泊し,今日帰ってきた。昨夜は子どもたちに連絡をしてみたが,国会議員秘書をしている長女,政治部の記者をしている次女はそれぞれ政局がらみの動きのあるなか会うことができなかった。国会での道路特定財源を守るべくガソリン税暫定税率を復活させるための衆議院再可決にむけて,政局となってきていたからだ。憲政史上めったになかったことが今起きようとしている。長男とは,会うことができ,遅いヘビーな食事をともにした。

東京から帰り,そのまま次の衆議院選挙に出馬予定されている人のパーティにでかけた。山口での衆院補選の結果,民主党公認新人がぶっちぎりの当選を果たした倉敷市議補選の結果で問われている民意の所在は明確である。政権党を維持しようとすれば,これらの状況を正確によみとり,迅速な対応するのが従来の政権党であった。今はそのことに欠けている。与党の利権構造そのものがストレートに問われているからかも知れない。

そして,夜は次女の薦めもあり,「大いなる陰謀」を観た。広い映画館の中に5人ほどが観ていただけであった。マスコミの報道,それを利用しようとする権力,今の軍事力を背景に,米国を中心とした社会を作ろうとする構造をみごとに描いていた。今,まさに動いている現実を明らかにしたもので”渋い”映画であった。この映画をみて,まるで仕事をしているみたいで,とても疲れたとの感想を次女は述べていたが,この映画でその意味を理解することができたような気がする。何が真実なのか、どのようにしてその真実は見極めることができるのだろうか、そしてそれを報道するということは権力の構造の中でどのようにゆがめられていくのか、まさに現実そのものがスクリーンで淡々とすごみをもって展開されていた。我々がみても疲れる映画であった。

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