つかの間のリゾート

2008年6月24日

昨日,午後から直島に向けて出発し,今日の12時過ぎには自宅に帰った。実質的には24時間のリゾートであった。出かける直前まで,明日提出の予定としていて,今日の午後からの打ち合わせに必要な書類作成をしていた。昨夜は,夜にその仕事の続きをホテルの部屋で2時間ぐらいしていた。そして,午後からの打ち合わせなどを終えて,明日提出予定の書類作成を完了した。これが,午後8時であった。しかし,このつかの間の24時間はとても長く感じ,楽しい時間であった。時空を越えた別世界に踏み入れたようななんとも不思議な感覚を味わった。

このすばらしさを演出していたのは,そのリゾートホテルのある地域が完全に管理されていて,くつろぐための空間となっていたこと,ホテルのいずれも建物自体が安藤忠雄のデザインで統一され,その空間の不思議さと輪郭のおもしろさ,そして,その建物を通してみる瀬戸内海の景色であろう。この地域は,散歩していると思いがけないところでアートに出会い,隅々まで「アート」で満たされている。こんな24時間を過ごすことができた。リフレッシュ効果は十分である。

この24時間を捻出するために,土曜日は明日の法科大学院の講義の準備を終えていた。どうしても済ませなければならない仕事が予定より一日早く終えることができたいたのである。明日は,「多重債務者」問題について触れる。昨年も1年間の自殺者数は3万人を越えていた。そのうち,約7000人が経済的理由を原因とする自殺である。減ったとはいえ,個人の自己破産の申立件数は,まだ年間15万件に登っている。平成元年には増加傾向にあるといいながらも1万件程度であったのである。こうした実態をふまえて多重債務問題の解決の手法を考えるのが明日のテーマである。

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