パスポートの更新

2006年9月29日

1996年11月に取得していたパスポートの期限が近づいたので新しく更新した。改めて10年前の写真を眺めてみたが自分ではあまり変わったとは思わない。しかし、客観的にはこの10年の印象は大きく変わっているのだと思う。rnこの間の10年間に10回海外にでかけていた。そのうち、4回は妻といっしょであった。そのうちの3回はプライベートな旅であった。9・11のあとのニューヨーク、SARS騒ぎの香港、暴動多発のパリとどうも騒動のあったときにばかりでかけていたことになる。香港のときは、がらがらの飛行機ででかけ、着いても人がいないという状況で、帰国した我々をマスコミが取材するという状況であった。rnもう一つプライベートな旅の共通点がある。冬の旅であるということである。航空券が安い時期であるというのがそうなる理由であろうか。この夏、妻がテレビでパリの風景を見ていたとき「パリって緑がいっぱいあるんだ!」と感激気味に話していた。そうだ、我々がパリで見た光景は木々に葉のない時期で、緑を目にすることはなかったのだ。rnrn残りの6回は日弁連の委員会の関係での調査目的の海外への旅であった。どんなに大変な調査であっても日弁連からはその費用は出ない。調査に必要な通訳の費用程度は支給されるが、基本的に自分で負担しなければならない。また当然に日弁連の活動にとって不可欠な調査をするわけなので、帰国後は直ちに報告書をまとめたり、意見書の作成をしたりなどの業務が入る。事前の調査などを含めると相当な負担である。調査の結果、大きな成果を持ち帰った訴訟費用の敗訴者負担問題ではヨーロッパと韓国に出かけた。このヨーロッパ調査は、政府での審議の情勢をみながら急遽決めた予定であったので、調査先のフランクフルトの弁護士会で初めて調査メンバー全員がそろうなどというあやうい日程であった。オウム事件のあとのカルト対策の調査もあった。消費者教育の訪欧調査もあった。カナダへの環境政策調査もあった。これらの調査がその後の日弁連の活動に幾ばくかの影響を与えることのできたものであったと確信している。こうして振り返ってみると、この10年は弁護士活動としても充実した時期を過ごせたと思う。今回も10年の有効期限のパスポートを取ったが、まだもう一回は更新できる状況があることを期待している。今後はプライベートな旅が増えるだろうか。rnrn昨日は新しい文部大臣が「英語は中学からでいい。小学校までは美しい日本語をしっかりと習得することが望ましい」との発言があったようだ。ころころと方針が変わるのはみっともないが、私は小学校から英語を学ぶことは良いことだと思うし、そのことが美しい日本語を収得することの妨げになることはないと思う。海外に出るたびにもっときちんと英語を学んでおけばよかったと常に思うのである。英語であればたいていのところは通じる。特にヨーロッパの人は、母国語以外にも英語ともう1カ国語ぐらいはかなりの人が当然のごとく話している。島国で他国の人と接する機会の少ない日本においては、もっと意識的に他国の人とコミニケーションがとれるような教育体制が欲しい。もし、英語は中学校からでよいとする考えが、「美しい国、日本」のナショナリズムからきている発言であれば全く方向違いの議論である。

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