4回目の忘年会

2008年12月20日

個人加盟の労働組合の執行部の方々の忘年会に呼ばれて参加した。4回目の忘年会となるだろうか。今年は,この組合からの依頼の事件があった。既に終了した事件,なお係属中のものとある。約30年前,ストライキ中に7名の逮捕者をだした「大争議」の関係者もなおその時の会社で働き,組合を維持している人も出席していた。その事件にも私は関与していた。頭の薄くなり具合から,互いに年月の経過を確認することになった。

この組合の性格から,今は組合への相談件数が多いのではないかと考えていたが,そうでもないようである。「派遣切り」などの相談は,切実に共感すべきことであるが,組合は正規社員の集まりである。派遣切りを非難することは結局は自らの立場を危うくしてしまう結果にもなる。組合として積極的に取り組めない事情がある。それは,連合などのナショナルセンターの取り組みも結局はそのような色合いがあることも否めない。そんなことから,派遣切りの問題は,組合運動からも切り捨てられている分野となっているのかもしれない。今の現状は,働く者のもっとも弱いところにおおきなしわ寄せがきている。

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