神水理一郎さんへ

2009年1月24日

きょう,1月18日のブログに書いた友人からそのとき話題にした「清冽の炎」(第5巻)が届けられた。簡単な私のブログには目を通している旨のメッセージが書かれていた。そして,著者が「清冽の炎」(花伝社)の執筆のことなどが掲載されていた新聞記事が同封されていた。この本の著者は神水理一郎氏であるが,これはペンネームである。著者は,福岡県弁護士会に所属する私と同期の弁護士である。

このブログを書くときは,私の備忘録のようなもので,読者をあまり意識していない。だからほぼ毎日書き続いけているものだと思っている。しかし,今回はドキッとさせられた。話題にした本人から直接反応があったからだ。しかも,ブログの内容が事実と違っているよとやんわりと教えてくれた。彼の名誉のためにも間違いは正しておかなければならない。「清冽の炎」は全3巻ではなく,全5巻である。5巻の内容も概要は知っているがここで適当にまとめるとまた嘘になってはいけないので止めておく。彼と同時代に駒場にいたあの人がと思える人が何人も登場している。そして,その人たちの40年後は,,,,,それも彼は丹念に取材をなおも続けている。

もうひとつ誤りがあったようである。1年に500冊以上の本を読むことは間違ってはいなかった。しかし,この読んだ本すべてに書評を書くというのは間違いであった。1日1冊について書評を書いている。ということは,読んだ本の約7割に書評を書いているとのことである。すべてに書評を書いているとの記述は間違いであった。でも,すごいことであることには変わりはない。彼も知っている同期のY弁護士は,ときどき大風呂敷なるあだ名で呼ばれる。Y弁護士は,物事の本質を適格にみつめ,それを軽妙に表現することのできる能力を持っている。しかし,それにいたるまでの話は実に大風呂敷なのである。例えば,テニスを趣味としていたが,まずはテニスをはじめるにあたって「あるとあらゆる本を1ヶ月かけて夜も寝ないで研究した」とか「テニスに関する3000冊の本を読破した」とか表現する。神水さんは,こうした表現は絶対にしない人で,数字は正確である。

「清冽の炎」の本を改めてこのブログでご紹介し,気楽な気分で間違いを書いてしまったことのお詫びにしたい。

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