新潟へ

2009年2月28日

今朝、6時40分に家を車で家をでて岡山空港へ。羽田に8時40分に着いてJR東京駅へ、そして、10時12分の新幹線に乗って12時20分に新潟に着いた。新幹線の中から積雪のある山並みをみることがあったが、新潟市内に雪をみることはない。東京では冷たく、みぞれのような雪が降っていたのと比べると想像していた風景ではない。新潟というと「裏日本」で雪に覆われた暗いイメージをもつが、雪をみることもなく豊かな信濃川の水をたたえた光景は、おだやかな瀬戸内地方と変わらない雰囲気である。

新潟市内で霊感商法の被害弁連の集会に参加するためにきた。今この霊感商法を行っているカルト集団をめぐる動きに新たな展開がおこるかしれない状況が生まれつつある。今日の報告だと昨年の被害弁連で把握したこの教団をめぐる財産的被害は、37億円である。弁連で統計をとりだしたころからの累計的には1000億円を超えていることになる。弁連での被害補足率はせいぜい10パーセントぐらいだとみると驚くほどの被害である。このカルト教団をめぐる司法の判断は伝道、教化活動そのものが違法であると確定された判決がいくつもある。今も、札幌、東京、大阪、神戸、新潟、福岡で裁判がなされている。より、多岐にわたり細部に踏み込んだ教会の活動に対して司法の判断がなされようとしている。この裁判に新しい弁護士が関わり、弁護団の強化がなされきている。そんななか、この教会の経済活動に警察の捜査の手が全国数か所ではいった。この活動に捜査の手が入れば、裏会計の実態、その金の動き、海外への違法送金などの教団の中枢の問題が浮かび上がってくるはずである。こうした動きのなか、カルトからの救出、救出後のカウセリングなどの活動も続いている。さて、今後の動きは、、、、、。被害の根絶に向けて手をつけられることのなかった刑事、行政の動きが活発になり、もしかすると教団崩壊に向けての大きな終わりの始まりかもしれない。

今日の集会では、脱会者の体験報告、教団の内部情報の報告、心理学者の講演、「禅」の心理状態についての僧侶の講演などがあった。明日は、弁護士を中心とした事件についての研究会がある。

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