さて、そろそろ秋の陣

2006年9月18日

台風13号はニュースでみるかぎり大変な被害をもたらしたようだ。小さい頃から台風が接近してくると事前の被害対策に動いている大人たちをみて緊張するが、結局はたいしたことがないことが続き、なんとなく学校が休みになればいいなどと期待する気持ちだけが残るようになってきた。台風も避けてとおる気候のいい岡山なのだ。しかし、そのことが災いして岡山県人は他人の痛みを理解することのできない冷たい打算的な性格であるといわれているようだ。風土記の時代からそのような記述があるので、ほんとうかもしれない。私は他の県の人には岡山は気候がいいが人が悪いなどと自虐的に言っている。rnrnこの連休は、全く仕事をしなかったわけではないがのんびりとした。今週中に提出しなければならない「宿題」がなかったので、追いつめられる気分がなかったからだ。夏の暑さから解放され、宿題の圧迫感のない気分はとてもいい。降圧剤をきょうも飲み忘れたが、きっと血圧は上がることのなかった一日ではなかったか。10月からは毎週のごとく出張がはいる。釧路での人権大会、鳥取での中国地方弁護士大会、東京での霊感商法被害対策弁護団会議、秋田での全国先物取引被害研究会と続く。これらの会議に出席するのは最新の情報を得ておくこと、それぞれの問題の最前線の論議を自分のものにして事件に対応できるように能力を高められること、そして何よりも同じような事件を担当している仲間と会える楽しみがあることだ。こんな行事がはじまり秋の陣の本番である。さて、新鮮な気持ちで明日からの仕事を頑張りたい。rnrn今朝の新聞に、私の母校の文化祭で裁判員裁判劇が実施されたことの記事があった。検察庁が準備の段階から関わって実現したようだ。検察庁、裁判所、弁護士会と一緒になって裁判員裁判の広報をいろいろとそれぞれが工夫して行っている。こうしたお役所が積極的に民間にはいっていって活動することはいいことだ。しかし、裁判員制度が実現するまでの間、検察庁はその制度の実現には否定的な考えをもっていた。最高裁も民間の人が裁判に関わる意義をなかなか認めようとしなかった。日弁連は司法への市民参加の実現を長い間悲願として取り組んできていて、今回の司法改革の目玉と位置づけてきてやっと実現したのである。こうした経過の違いから、裁判員制度の評価も法曹3者で微妙に違っている。こうした制度の説明に検察庁だけが中学生、高校生の教育に深く関わり続けることの危険性を思わざるをえなかった。

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