合併,政令指定都市

2009年4月2日

岡山市は,きょうから政令指定都市になった。自宅と事務所の住居表示は今までの岡山市の次に北区を挿入することになる。いろいろいきさつがあって,いままで市役所があり,市の中心地であったところは「北区」になっている。この北区はかつては御津郡といわれていた山間部の私の生まれた地域も同じ北区である。本籍地も現住所地もこれで同じ岡山市であり,しかも区までいっしょになった。生まれ育ったところが「岡山市」になることなど10年前ぐらいまでは思ってもみなかった。それほど地域の特性は異なっている。

しかし,政令指定都市を目指して岡山市に合併した。地方自治をより充実させていくということが目的のはずである。しかし,先行した合併によって何に変化があっただろうか。岡山市のはずれにある地域として,何かと足手まといにされているような扱いを受けている。この地域に産廃処分場の設置が計画されている。合併前は住民の人たちが反対運動を起こし,町議会においても設置反対の決議がなされた。町長も設置反対の意向を表明していた。しかし,合併になって町議会の決議はなんらの意味を持たなくなった。政令指定都市になる前にも設置許可決定がでようとしていた。今日現在設置許可はでていないが,市長の方針は認める方向のようである。大鷹が生息し,緑と清流の町といわれた町に,合併・政令指定都市になったとたん,許可がだされようとしている。政令指定都市になれば,地方自治がより充実した形になるというのはエイプリルフールではなく真実,嘘である。

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