花見

2009年4月4日

事務所前の国道は,旭川の土手沿い,後楽園への入り口へと続く道である。この入り口にはいる車線は朝から車の数が多い。右折を待つ車が多いのだ。この土手沿は桜並木となっている。きっと桜をみようという人たちが車を乗り入れているに違いなかった。

いくつかの事務所と一緒にお昼時に弁当を持参しての花見の企画が持たれた。私は別の用件で参加できなかったが,事務所から3名が参加した。きっと満開の桜をみながらの心浮かれる楽しいひとときだったに違いない。なんとビールも用意されていたようだ。人並みに浮かれるというのは開放感を与えてくれる。

御津のゴルフ場のクラブハウスにでかけた。ゴルフをするわけではなかったが,ここのミーティングルームを借りての会議に参加するためであった。良い天気で,暖かい日よりであったせいか,ゴルフにきた人の車が駐車場をいっぱいにしていた。こうして,平日にゴルフができる人たちはどんな仕事の人たちか気になるところである。この会議の締めくくりに司会者が「散る桜,残る桜も,散る桜」とぽつりといったことになるほどと妙に感心してしまった。残ったといってもいずれは無くなる命,今の生き方が日々問われているという厳しい言葉ではある。

この会場に行く途中にカバヤの工場がある。この工場の周辺に桜の木がたくさん植えられていて,満開の桜に工場が囲まれているようにみえる。この工場の駐車場に駐車している従業員の車を周辺の別の空き地に移して工場の駐車場に地元の人たちが花見に大勢集まっていた。カバヤの人たちも地元の人たちを接待しているようであった。カバヤキャラメルと言えば,おまけ付きのキャラメルである。我々の年代の人たちにとってはメジャーなお菓子製造会社であったが,今の人たちはほとんどしらないのではないだろうか。カバヤココナツキャラメルはよく覚えている。確か,「怪傑ハリマオ」の番組を提供してなかったか。カバの形をした宣伝用の車が走っていたのを思い出す。

我が家では,先週,父が裏山のつぼみをつけた桜の枝をきってくれたのを飾っていた。その花は,この1週間で満開となった。葉を付ける前に,ピンクにうっすらと色づいた花弁を持ち,一気に咲き,きれいに散っていく豪快さが好まれるのだろうか。私たち日本人が好む花である。

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