0,001パーセントにかけて

2006年9月11日

1審で約8億円の業務上横領事件に問われ、懲役6年の実刑判決がでた控訴審の初回期日があった。この事件は無罪主張をしている事件である。もう既に逮捕から2年半を迎えている。身柄を拘束されたままの裁判である。1審での無罪弁論は1時間近くも要し、控訴趣意書は25ページわたる書面を提出した。さらに加えて口頭でも1審の不当性を付け加え、原審破棄と無罪とを訴えた。検察官からはなんらの反論さえでない。一切を裁判所任せである。日本の有罪率は99,9パーセントであると言われている。既に1審で有罪となっているのであるからこの場合の有罪率はさらに数段高いレベルである。0,001パーセントよりも低い無罪の可能性をかけての裁判である。rnrnしかし、初回期日で結審ではなく、弁護側の求めた証拠開示を検察官側が次回期日までに2ヶ月以上をおいて調査検討することになった。小さな小さな原判決変更の可能性を信じながら少しづつ風穴をあけることができると確信?して次回期日を待つことになる。むなしい戦いだが、懸命に訴えている被告人の主張を法的に整理して裁判で主張するのが弁護人の仕事である、無罪率などの確率を弁護活動のときに考えることはない。rnrn今日は9 ・11である。この言葉からいろんなことが思い浮かべられる。この日のちょうど半年後、家族でグランドゼロを訪問した。そんなこともあり悲しみの深さを実感したが、一方で楽しい思い出も残っている。うまいビール(サミエルアダムス・ボストンラガー)の苦い経験は別の機会に既に書いた。ビルのあったところから闇の空に向けてレーザー光線が2本輝いていたあの場所が、平穏な世界への展望のないまま、悲しみの追悼でいままた覆われていることを考えると複雑である。

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