倉敷2往復

2006年9月5日

朝一番は、倉敷簡易裁判所で農事調停事件。市街化した地域のマンションなどが立ち並ぶ一角で既に数十年農地を賃借して農業を営んでいたが、この度明け渡しを求められた事件である。地主はどうやらマンションなどの建築用地として売りたいようだ。小作側の代理人として、土地に執着があり、なんとか現物の処理で離作補償がなされないか交渉したがなかなか難しそうな雲行きである。約1時間30分の調停を終えて事務所に帰る。午後1時から岡山家庭裁判所で離婚裁判の和解期日である。事前の打ち合わせ時間を考えると時間がない。昼食は帰る途中にあるいつもの特急便ですませた(一皿100円の回転寿司)。rnrn午後からの離婚裁判での和解ではあらかじめ双方が条件について基本的な合意に達していたので、和解成立までにはあまり時間がかからなかった。私は夫側であるが、未成年の子3人の親権者を当方に、いくつかの相手方名義の保険をそのままにして渡し、子どもの意向も確認しながら1ヶ月に1度ていどの面接交渉の実現に努力すると言う内容である。かなり女性側にとってはきびしい内容となっている。女性側が統一協会の信者で子どもよりもその信仰を優先させた背景事情があったからだ。統一教会の信仰が家族を破壊し、家族のお金を内緒で献金しつくし、経済的仁も破綻させてしまっているが、このことが祖先氏族を守るためと矛盾した信仰を続けるのは、やはりマインドコントロール下にあるとしかいいようがない。rnrnぎりぎりまで離婚後の対応について議論があり、和解条項を確認してからも互いに言い合う場面があって、3時からの倉敷での証人尋問の時間があやしくなってきていた。東京から朝この尋問のために深夜バスできて事務所で待機している依頼者と一緒に、私の車で尋問の打ち合わせをしながらの倉敷までのドライブとなった。今日は2度目の倉敷である。兄弟間のすさまじい遺産分割に関連した紛争である。こういう事件は本当に疲れる。5時近くまで尋問があり、岡山に帰った。岡山についていくらかの電話による仕事と1件の法律相談を済ませてワイズメンズクラブの例会、早めに退席して午後8時から知人の方の息子さんの問題についてお話をきいた。rnrnワイズメンズクラブのメンバーがPTA会長をしている小学校で児童が友だちをナイフで刺すという事件が発生し、他の学校関係者も合同で懇談会がもたれたようで、もう一人のメンバーも別の学校のPTA会長としてそちらに出席されたようだ。ナイフがごく身近なところにあり、その刃を簡単に友だちに向けていくという事件はやはり理解しがたい。我々の小さいころは鉛筆削りに使うものとしてナイフは身近にあった。ナイフを買ってもらって研いだりするのも楽しみの一つであった。

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